………………唐突ですが…………………「パトカーに乗ったことありますか?」

…………私はあるんですよ、これが。笑
ニューヨーク時代に従姉と一緒に住んでいたことがあるんですが
私達が住んでいたアパートの右横には
アジア人の兄と妹らしき2人組が住んでました。
日本人でなかったのは一目瞭然でしたが
彼らが引っ越して来た早々あまり印象が良くなかったので
きちんとした挨拶もしなかったせいもあり国籍不明のまま。
ある晩のこと。
右横の壁を隔て聞こえてくる音楽がうるさいのです。
いつものことですがアジア人の兄妹のアパートからです。
少々のことなら我慢してきましたが
あまりにもうるさくて従姉とぶつぶつ文句を言っていたその時
廊下で「Shut the f*** up!」と怒鳴る声が。
兄妹の反対側の隣人が
我慢の限界を超えて彼らに向かって静かにするように怒鳴っている声です。
「そりゃそうだよね〜 うるさすぎるもん」なんて思っていたら
兄妹のアパートのドアが開く音。
訛りのある英語で怒鳴りながら廊下を歩く兄の方。
そのとたんに私達のアパートのドアをガンガン物凄い勢いで蹴ってくるのです。
「F*** you! 出て来い!顔見せやがれ!」的なことを言いながら。
「いやいや、怒鳴ったのは私達ではないんだけどー」と思い
「放っておこうよ。あんなにキレちゃって怖いよぉ」と従姉に言おうとしたら
既に従姉はガバッとドアを開けて兄に向かって何か言ってます。
他の住人達も出てきて大騒動。
怒鳴った本人も出てきて大騒動。
兄の方は「I'm gonna f***in' kill you」と叫びながら
しぶしぶ自分のアパートに戻って行きました。
従姉は「これは警察に言った方がいい」と言うのです。
私は「こんなことでNYPDが何かしてくれる?」と思ったんですが
アパートのビルから3ブロック行ったところに警察があるので
そこまで従姉と歩いて行きました。
事情を説明すると警官が2人アパートまで来てくれるっていうではありませんか!
ダメ元でやってみるもんですね、従姉!
住所を伝えて「では2人で先に帰って待ってますから」と言ったら
「どうせだからパトカーに乗って一緒に行きましょう」って。
その時に初めて乗りましたよ。
車内は威圧感たっぷりですね。
アパートの前に着いて降りようとしたら内側からはドアが開かないっ。
当然ですよね〜 タクシーじゃないんですから。
後にも先にもパトカーに乗ったのはその時だけですが
何も悪いことしていなくてもドキドキしちゃうもんですね。
その後暫くその兄妹は生きてるのか死んでるのかわからないほど大人しくなり
1、2ヵ月後には引っ越していきました。
従姉のおかげで貴重な(?)経験をさせていただきました。